【ユニクロ×ルーヴル】パリのユニクロ(オペラ店)で冬のソルドを楽しむ

【ユニクロ×ルーヴル】パリのユニクロ(オペラ店)で冬のソルドを楽しむ

ボンジュール! パリパリマセマセのたーしーです。

フランスは冬のソルドですね。コロナ禍で、一週間ほど遅れて今年は始まった気がします。

「ソルドだから何か買おう!」という風潮は特にないパリマセですが、今年は違いました。ある日、メトロの広告で見つけてしまったのです。

そう、ユニクロとルーヴル美術館のコラボ商品を!!

参考URL:https://www.uniqlo.com/fr/fr/femme/collections-speciales/ut-collection-graphique/louvre-museum

私は熱心なルーヴル美術館ファンではないのですが(前に書いたように、どちらかといえばポンピドゥー・センターのほうが好き)、以前はルーヴル友の会に入る程度には通っていました。それに加え、今回のユニクロ×ルーヴルのコラボ商品にはなにか惹きつけられるものがありました。

ということで、善は急げとユニクロ・オペラ店に行ってきたのでレポートします。

コロナ禍でも賑わうユニクロ・オペラ店

久しぶりにオペラの方に行ったのですが、さすがパリの中心地、人がたくさんいました。コロナウイルスの影響で中心地を出歩く人は減っているのかなと想像もしていたのですが、やっぱりというか、ほとんど関係なくみんなショッピングを楽しんでいましたね。

ほどなくしてオスマン通り、ギャラリー・ラファイエットの近くにあるユニクロに到着。モンパルナス、マレ、サンジェルマン・デ・プレのユニクロには行ったことがあったのですが、こちらのオペラ店には初めて来ました。

ユニクロ、オペラ店

お店の前には、20人程度からなる列ができていました。これは店内に入場するまでに時間がかかるかなと思いましたが、するすると進み、結局5分程度並んで店内に入ることができました。もちろん、消毒ジェルをつけるのは欠かさずに。

ユニクロ、オペラ店の店内

待ち合わせしていたほーしーと合流し商品を眺めていると「こんにちは!」と日本語で声をかけられました。ユニクロ・オペラ店で働く日本人スタッフの方で、「フランスのユニクロの印象を教えてほしい」とのこと。

パリでは特にユニクロはオシャレなイメージがありますね、とほーしー。ふむふむなるほど、と店員さん。オペラ店はパリで一番大きく、品数も多いとのこと。「なにかあったらご遠慮なく聞いてくださいね」と最後まで丁寧で、笑顔の素敵な店員さんでした。

ユニクロっていいな〜。笑顔でハキハキしていて。こういう職場で働きたいと思うのは年をとったからでしょうか。

そんな感じでショッピングを楽しみ、お目当てのものを手に入れて18H00前に帰宅したのでした。

ユニクロ×ルーヴル美術館のコラボ商品 買ったもの

ユニクロ×ルーヴルのコラボ商品で買ったものは二つです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ『聖母子と聖アンナ』 スウェットシャツ

聖母子と聖アンナ

一つ目はレオナルド・ダ・ヴィンチ『聖母子と聖アンナ』のスウェットシャツです!

(元絵はこちらから)

写真だと白っぽく見えますが、薄くピンクがかっています。ダ・ヴィンチの絵が線画のようにデフォルメされています。個人的には袖に絵画のタイトルが英語で書かれているのがいい感じだと思います。

サモトラケのニケ スウェットシャツ

サモトラケのニケのスウェット 正面

もう一つが、サモトラケのニケのスウェットシャツです

(元絵はこちらから)

正面から見ると、胸にロゴが付いただけのシンプルなスウェットシャツのように見えますが……

サモトラケのニケのスウェット 背面

背面にどーーーーーーん!!!!

と、サモトラケのニケがプリントされているのです! なかなかのインパクトですよね。

上野のアメ横で売ってそうなパーカーみたい!!」とほーしーは気に入った様子でした(笑)

ユニクロ×ルーヴル美術館のコラボは微妙!?

なんか「ユニクロ×ルーヴル美術館のコラボは微妙」「そもそもUTはダサい」みたいな意見もあるようですが、私はかなり気に入っています。見た目・デザインももちろんですが、その試み自体も面白いと思います。

かつてアメリカの批評家クレメント・グリーンバーグは「アヴァンギャルドとキッチュ」という論文の中で前衛芸術が「真正なもの、本物」で、キッチュとは「まがい物、本物の代用品」であると批判しました(※)。(※)キッチュそのものは「低俗、悪趣味、陳腐」という意味。

しかし実際は、アヴァンギャルド(=真正なもの)かキッチュ(=まがい物)かという問いは、時代や文化によって相対化されます

たしかにUTは”ダサい”のかもしれません。しかしその”ダサさ”がゆえに”崇高な”芸術作品に別の価値が与えれ、あたかもそれが新しい”オリジナル”かのように受け入れられるプロセスについては一考の余地があると思います。

グリーンバーグは60年代のポップアートが大衆的、俗物的であると批判しました。その60年後、ユニクロ・オペラ店にはキース・ヘリングとコラボしたUT商品が売られています。

何がオリジナルで、何がまがい物なのか。その境界が曖昧になっている昨今、衣服という身近なマテリアルを通してオリジナルとコピーの問題を考えさせるユニクロの試みは興味深いです。

おわりに

ということで、コロナウイルスの危機がなかなか落ち着かないにもかかわらず(だからこそ?)、今年は冬のソルドをユニクロで楽しむことができました。

新しい服を着て街を自由に歩ける、そんな日が早く戻ってくるといいですね 🙂

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