【フランス】パリで買えるお米(丸粒米)オススメは?最安は?自炊学生がレビュー
- 2021/02/05
- フランス生活
ボンジュール、パリパリマセマセのたーしーです。
よく「フランスで何食べとる?」と聞かれますが、私は日本食大好きマンなのでお米を食の中心にすることが多いです。いや、パンもチーズもサラダもシャルキュトリーも、なんでも好きですけどね。それでも、お米がもっと大好きなんです。あ、いちおう付け加えておくと、ここで言うお米は丸粒米(riz rond)のことで、長粒米(riz long)ではありません。
パリでお米を食べていると言うと意外な顔をされる時もあるのですが、今では(というか私がフランスについた2017年秋時点では既に)フランスで簡単にお米にアクセスできるんです。パリには日本食スーパーやアジア食スーパーがたくさんあるし、フランスのスーパーでもお米が普通に売られているからです。
さて問題はむしろ、お米の種類が多すぎて、どれを買えばいいか迷うということです。当然値段もバラバラだし、味だってものによって違ってきます。パリで、あるいはフランスでお米を買うならどのブランドを買うのが正解なのでしょうか?
ということで今日は、パリで買えるお米(丸粒米)について、フランスに来てから自炊をする機会が増えたたーしーがレビューしてみてみました。
ただし! たーしーは大学の博士後期課程に所属する学生です。はっきりいってお金がありません。ですので、そんなに高いお米(ブランド米とか)は買えないし食べたことがないので、値段と味のコストパフォーマンスを重視しています(もちろん完全な主観に基づいています)。そういうわけで、この記事は「パリでお米を食べたいけど高いのは買えない」「本を買うために節約しないといけないけどどうしても丸粒米を食べたい」という学生目線の記事となっています。「だったら、これ食べてみて!」というお手頃なお米があったら、ぜひ教えて下さい〜!
1,日の出 Shinode
フランス、パリで最も(?)メジャーなジャポニカ米
- 味 ★ ★ ★ ★ ☆
- 値段 ★ ★ ★ ☆ ☆
- おすすめ度 ★ ★ ★ ★ ★
まず紹介するのは「日の出 Shinode」です。これは有名ですね。イタリアで作られた丸粒米(ジャポニカ米)で、よく「寿司用」の米として売られています。
味はフツーに美味しいと思います。もちろん「日本のコシヒカリと比べたら……」といったようなことはあるでしょうが、フランスで、ないし外国でこのレベルのお米を食べられるなら私は何の文句もありません。事実、私は「日の出」を長い間常食していました。
値段はパリストアで、2,00ユーロ /kgくらい。カルフールやオーシャンのようなスーパーマーケットの場合、2,50〜3,00ユーロくらいになるので、可能ならパリストアやタン・フレールといったアジア食スーパーで購入することをお勧めします。
【2022年2月24日追記】
こちらのお米、現在は2.30ユーロ/kg くらいです。
2,オカミ Okami japonica sushi rice
「日の出」と同クオリティのお米
- 味 ★ ★ ★ ★ ☆
- 値段 ★ ★ ★ ☆ ☆
- おすすめ度 ★ ★ ★ ★ ☆
続いて紹介するのは「オカミ Okami japonica sushi rice」です。2020年頃から見かけるようになりました。比較的新しいお米な気がします。
味は「日の出」と同じくらい美味しく、ほとんど変わりがないように思います。値段はこちらのほうが10サンチームほど安く、パリストアで、1,90ユーロ /kgくらいでした。
このお米に出会ってから、「日の出」を買うことがなくなりました。
問題としてはアジア食スーパーでしか見かけないという希少性と、袋が少し破れやすくお米がパッケージから漏れる恐れがあるという点です。この二点に気をつければとても良いお米だと思います。
3,トイヨ(東京) TOIYO
ユーモアのある名前で、コスパの良いお米
- 味 ★ ★ ★ ☆ ☆
- 値段 ★ ★ ★ ★ ☆
- おすすめ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
どんどんいきます。続いては「トイヨ(東京) TOIKO」米。おそらく “TOKYO” を意味するはずだったのでは ? と想像力を掻き立てるパッケージセンスが注意を引きます。
なんとこの「トイヨ(東京) TOIKO」、ついさっきで紹介した「オカミ Okami japonica sushi rice」 よりも30サンチームも安い、1,60ユーロ /kg なんです!!!(タンフレール調べ)
「安かろう悪かろうかしら……」と恐る恐る食べてみたのですが、そんなこと全然ありませんでした。フツーに美味しく食べられます。
ただ、いつもの水の量で炊くとちょっと柔らかいというか、シャバシャバしているテクスチャーになる気がします。ので、私は普段より水を気持ち少なめにしてお米を炊くようにしています。タンフレール以外であまり見かけないブランドなので、ちょっとおすすめしにくいのが問題ですかね。
【2022年2月24日追記】
こちらのお米、現在は2.00ユーロ/kg くらいです。というわけで現在、パリのだいたいのお店で、このお米が最安値になっています。
4,寿司米 Riso per Sushi
最安! イタリア原産のジャポニカ米
- 味 ★ ★ ★ ☆ ☆
- 値段 ★ ★ ★ ★ ★
- おすすめ度 ★ ★ ★ ★ ★
続いて紹介するのは「寿司米 Riso per Sushi」。シンプルな名前ですね。”Riso per Sushi” という名前が示すようにイタリア産のようです。
値段は驚愕の、1,50ユーロ /kg です。パリで食べたジャポニカ米で最安です。モノプリブランド(グルメではない)のお米でも 1,98 /kg であることを考えると、驚異的な安さです。
正直、あまりの安さにこのブランドを買うのを躊躇っていた時期もありました。しかし、いざ食してみると美味しいですね。自炊で使う分には全く不都合がありません。
お米の一粒一粒が普通より小粒な気がします。こちらのお米は「東京」と異なりやや硬めに炊ける気がします。硬めなお米が好きな私としては、自分の好みにも合っているので何の問題もないです。なんといっても安いのが良いですね(しつこい)。
【2021年7月30日追記】
こちらのお米、パリではすっかり見かけなくなってしまいました……。どこか売っているお店をご存じの方はどうか教えてくださいませ。
【2022年2月24日追記】
こちらのお米、現在は2.05ユーロ/kg くらいです。
5,カルフール カマルグ米
カルフール(フランスのスーパー)で入手しやすい丸粒米
- 味 ★ ★ ★ ☆ ☆
- 値段 ★ ★ ★ ☆ ☆
- おすすめ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
パッケージの写真がないのですが、南フランスのカマルグ産の丸粒米がカルフールで買えるので食べてみました。特に違和感なく食べられました。美味しいです。「日の出」と同じく2,00ユーロ /kgくらいですが、アジアスーパーや日本食料品店ではなく、普通のフランススーパーで買えるのは嬉しいです。
6,みのり
最高級品の日本種米の実力は……?
続いて紹介するのは「みのり」。アジア食スーパーでは見かけたことなく、オペラの「Kioko」等、日本食を取り扱っている食品店で買うことができます。
実はこの「みのり」、 4,70ユーロ/kg という(私からしたら)超高級米!!! そのお味はというと………。
値段にびびってしまい、手に入れたは良いものの、未だ食べられていません(T_T) 近々、何かの祝いの時にでも食べてみようかと思います。
7,ゆめにしき
「みのり」と同じく、ハイクオリティーなお米
最後に紹介するのは「みのり」と同じくらい有名な「ゆめにしき」。こちらも「Kioko」等、日本食を取り扱っている食品店で入手可能です。さてこの「ゆめにしき」ですが……。
案の定、これも食べたことありません(;_;)いつか食べられる日を夢見ています。
フランス・パリで買えるお米(丸粒米) まとめ
結局、 学生の身分の自分にとっては、« Riz rond » と書いていたらどれでも美味しい!という元も子もない結論になってしまいました。でも仕方ないですよね。今の私にとって、どれも本当に美味しく、満足できるんですから。
パリでこれだけの種類のジャポニカ米にアクセスしやすいという事実は、食の違いからくる不安でフランスに行くのを尻込みしてしまっている人の背を押してくれるのではないでしょうか。
何かおすすめのお米があったら、コメント欄か問い合わせページがからぜひ教えてください!
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