パリ国際大学都市(Cité U)に留学・滞在! 良い点と悪い点

パリ国際大学都市(Cité U)に留学・滞在! 良い点と悪い点

ボンジュール、パリパリマセマセのたーしーです。

みなさん、「パリ国際大学都市 Cité internationale universitaire de Paris」(通称:シテ、シテU)をご存知ですか?? 大学関係者ならほとんどの方が知っていると思いますが、フランス人でもその存在をよくわかってないなんて時があります(実際、「ここがたーしーの通う大学か」と言われたことが何度もあります)。

さて、このシテですが、なぜか日本語での情報が多くありません。これまでそこに滞在したという方は少なくないと思うのですが……。ということで、今日はシテの紹介と実際に住んで良かった点・悪かった点をあげてみます。

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)とは

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)とは、パリ14区の最南端、ペリフェリックとの境にある、超広い国際的な学生寮の集合地です。34ヘクタール(東京ドーム7個分以上!)というかなり広い敷地内にはイギリス館、アメリカ館、スペイン館、日本館といった具合に、各国の名を冠したメゾンが集合しています。

シテU国際館とpelouse
国際館と大芝生

コロナ禍の今は(2021年2月7日現在)おそらく異なるのでしょうが、通常、シテの敷地内は一般開放されています。そのため、それぞれの国の特徴が外観にあらわれている建物を見て回ったり、大きな芝生の上でピクニックをしたり、ジャルダンをジョギングしたりすることが可能です。パリマセの場合、何かと理由をつけて散歩したり、ピクニックをしていました。

ピクニック風景
友だちの誕生日という理由でピクニックをしたとき

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール) 滞在中の良かった点と悪かった点

さて、シテ滞在の経験から良かった点と悪かった点をあげます。

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)に住んで良かった点

友だちを作りやすい

なんといってもこれです。同じ屋根の下で暮らしていると、否が応でも人とすれ違います。そういう毎日の中で、気の合う友だちが必ず見つかります。また、イベントもたくさんあるので、そういう機会に知り合う人も多いです。シテは、新しい出会いに満ちあふれています

しかも色々な国の友だちができるというのもポイントです。たとえ日本館に住んでいたとしても、そこに住むのは日本人だけではありません。なぜなら「ブラッサージュ」と呼ばれる各館での居住者交換制度があるからです。こうしてフランス人だけでなく、ドイツ、ベルギー、アルジェリア、インド、インドネシア、ブルキナファソ、メキシコ、セネガル、リュクサンブール、アルゼンチン、ブラジル、韓国、中国等々……。色々な国の友だちができるということは、色々な国の文化を知れるということ。これがシテ滞在の大きな魅力です。

友だちとラクレット
友だちとラクレット

私が楽観的すぎるのかもしれませんが、友だちの友だちは友だちだとなるべく思うようにしています。「◎◎は自分のこと好きかな……XXは自分こと嫌いかな……」と考えだすと、きりがありません。だったら、話しかけてくれる人や、(一方的だとしてもこちらから)話したい人はみんな友だちだと思ってしまったほうが毎日楽しいです。昔の自分だったらこういう風に絶対思えなかったですが、今ならそう思います。その方がコミュニケーションのチャンスが増えて嬉しいですしね。

図書館がある

シテの中央に位置する国際館の2階には図書館があります。この図書館、朝から夜の22時まで開いているのでとっても使い勝手が良いです。私は文学研究をしているので、『プレイヤード版』と呼ばれる作家の全集や、基本文献にすぐにアクセスできるのは本当に便利でした。

また、館によっては(すべての館?)、独自の図書館が備えつけられています。パリマセの住んでいたメゾンにも図書館がありました。この図書館はなんと24時間開いていて、自由に利用可能でした! そのため、集中して勉強したいときに利用できて便利でした。

ジム、プール、テニスコート等運動施設が豊富

シテ国際館の地下でジムとプールを、公園でテニスコートを利用することができます。有料ですが、シテ居住者には割引があります

私は一時期プールを利用していました。日本のプールとの違い(?)をあげるなら、シテのプールはとても深かったです! 深いところで3メートルくらいありました。

また、これも館によってですが、独自のジムが備えつけられている場合があります。幸運にもパリマセが住んでいたメゾンにはジムが備え付けられていたので、雨の日でもランニングマシーンを使ったりできました。なんといってもピンポン・テーブルがあったので、気晴らしにピンポンができて嬉しかったです!

たのしいピンポン
たのしいピンポン

学食、カフェテリアがある

これもポイント。シテ国際館には、フランスのすべての学生がお世話になるCROUSの学食があるのです。一食、3,50ユーロ(だったかな? これくらい)。昼休憩を挟んで21時まで空いているので、この学食のお世話になる人も多いと思います。

パリマセは基本的に自炊派なのですが、疲れ切っているときや気分を変えたいとき、友だちと待ち合わせする際にふらっと学食やカフェテリアに行けるのは良かったです。

もりだくさんのフェットと文化イベント

友達と集まってフェットしやすいというのも利点の一つでしょう。晴れた日に外で食事をすることの贅沢さを、私はフランスに来るまで気がつけませんでした……。うちのメゾンはコーションを払えば庭を使えたので、そこで持ち寄り昼食会をしたり、バーベキューをしたりしました。

居住館の庭で友達と昼食
居住館の庭、友達と昼食をとる準備中

また「あれを発表したい!」「これを紹介したい!」という文化的なイベントに寛容なのもシテの良いところだと思います。たとえば日本館では、専門の異なる研究者が集まりそれぞれのテーマを発表し合う多文化研究会ピアニストの演奏会や美術家たちの展覧会等を行っていました。

私たちは残念ながら日本館に住んだことはないのですが、別の国のメゾンで、フランス語・スペイン語・日本語の俳句について考えるソワレを企画し、実施しました。友人たちの協力もあり、当日は思っていた以上に盛り上がり、嬉しかったです。とても良い経験ができました。

シーツ・タオル交換、共有スペース・部屋の掃除をしてくれる

週に一回、シーツ・タオルを交換してくれるのと、共有スペース・各個人の部屋を掃除してくれるのもとても助かりました。お掃除のおばさんがとてもサンパティックで、愚痴や悩みも聞いてくれる母親のような存在でした(笑)マドレーヌ、本当にありがとう!!

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール) 悪かった点

トイレ、シャワー、キッチンが共用

寮によっては各部屋に備え付けられている場合もありますが、ほーしーとたーしーが暮らしていたメゾンはトイレ、シャワー、キッチンすべてが共用でした。

とりあえずシャワーが共用なのは全く問題ないです。帰ってくるのが遅くなっても、真夜中にシャワーを浴びるのが禁止になるなんてことはなかったので。

トイレ、キッチンも通常、共用でも問題ありません。むしろ誰かと気晴らしに雑談する機会が増えるという意味では良かったとさえ言えます。

しかし! 問題はトイレ、キッチンの使い方です「清潔」という尺度が国によって違う、ということをこれほどまでに意識した日々はありませんでした。まぁ、「多文化を知る」という名目では良い経験になったとは言えます(笑)

いつでも騒々しい

シテは、館によっては、よく言えばいつでもにぎやか。悪く言えば「ウルサイな」と感じる時があります。特に勉強に集中したいときに廊下に響く笑い声や叫び声はノイズでしか無いし、遊びに誘ってくる友だちは誘惑でしかありません。

二人暮らしにはやや狭い

これは仕方ないことでもあります。私はほーしーと暮らしていたので、今考えると部屋がちょっと狭かったかなと思います。たぶん18m2 くらいのワンルーム。喧嘩した時など結構大変でしたね。

パリ国際大学都市(シテ・ユニヴェルシテール)での滞在 まとめ

いかがだったでしょうか。シテ滞在のイメージが少しでも湧いたならこの記事を書いたかいがあります。

シテでの生活はとても刺激的で、恵まれていたんだなとあらためて思います。住めば都と言いますが、住んでいるときは部屋の狭さでさえ特に不満はありませんでした。

各種手続きが簡単セキュリティーしっかりしている不在でも宅配物を受け取ってもらえる近くに美味しいブーランジェリーがあるリドルが近い等々、上述した以外にもシテ滞在のメリットはたくさんあります。フランスに留学予定の方は、ぜひ滞在を検討してみてくださいね 🙂

私もいつかまた戻りたいな〜。