2021年度フランス政府奨学金オンライン説明会に参加しました

ウェビナー初参加!

Bonjour ! パリパリマセマセのたーしーです。また久しぶりの更新です。いつのまにか confinement どころか、vacances まで明けてしまいました。

タイトルの通り、2021年度フランス政府奨学金オンライン説明会に参加しました。先日フランス大使館の担当の方がメールをくださり、元文系奨学生として体験談を話すという貴重な機会をいただいたのです。ありがとうございました! なにか質問等あればお問い合わせからご遠慮無くどうぞ。

ウェビナー(Webinaire、もっと以前からあったのかもしれないけど、コロナ時代のネオロジスムだなぁと思いますね。笑)で話すのは初めてで、そもそもZOOMを使って話す機会がこれまでほとんどなかったので、途中で自分の声が聞こえているのが不安になりました。反応もないし、ちょっと怖いですね。大きな音声トラブルがなく、無事に話が伝わっていたらいいのですが。

テクスト供養の意も込め、今日話した内容を以下に残しておきます。名前や大学名はいちおう伏せてあります。まあこのブログの読者は基本的にオフラインでもつながりがある人ばかりなので、あまり意味がないような気もするけれども……。

もっと詳しくフランス政府奨学金の話を読みたい方は以下の記事をみてみてください。

【留学経験なし】二年でフランス政府給費留学生(奨学金)になるためのフランス語勉強法

フランス政府給費奨学金の研究計画書の書き方、面接対策について

オンライン説明会で話した内容

2012年に某大学の経済学部を卒業後、一度就職し、二年半のサラリーマン生活の後に、某大学院に入りました。そこでフランス文学の修士号を取り、2017年にフランス政府奨学金留学生としてパリ第三大学に留学しました。今は20世紀のフランス詩に関する博士論文を準備しています。

フランス政府給費奨学金との出会い(修士一年目)

私とフランス政府奨学金とのはじめての出会いは、修士の一年目の頃でした。かねてからフランスに留学し文学を研究することに憧れていたのですが、経済的な不安がありました。

するとちょうどその年、友人の一人がフランス政府奨学金の試験を受験する予定だったので、奨学金について色々と教えてもらいました。話を聞いてまず自覚したのは、深刻なフランス語のレベル不足でした。学部がフランス文学や国際関係のものではなかったので、とにかくフランス語に触れる機会を増やすことからはじめました。

フランス語で行われる大学の授業・ゼミ、学部・大学院問わずほとんどすべてに出席しました。幸運にも先生が優しかったので、書くのも喋るのも拙い私のフランス語表現をたくさん直してくれました。それでもフランス語に接する機会が足りないと思った私は、フランス語教室に通ったりもしました。

このように、とにかくフランス語を使う機会を増やすことを意識していたら修士の一年目は終わりました。

フランス政府給費奨学金に応募(修士二年目)

そして翌年、修士の二年目に自分も奨学金に応募してみました。まず書類審査があるので、自分で計画書を書いた後、フランス人の友だちや大学の先生にフランス語を確認してもらいました。

書類審査の後、面接では自分の研究について説明する時間が10分間与えられます。時間内に最大限効率よく説明できるようにしなければなりません。そのため10分間を身体に染み込ませるのに苦労しました。夜遅くまで、大学の先生に何度も練習に付き合ってもらい、言い回しや発音をチェックしてもらったのを覚えています。

フランス政府給費奨学金合格後、フランス・パリでの生活

こうして、なんとか試験に合格しはじまったパリでの生活は、大変ながらもとても刺激的なものでした。初めての留学だったため、フランス政府奨学生ということで様々な手続きがスムーズに行えたのは良かったです。たとえば、国際大学寮のシテ・ユニヴェルシテールに優先的に入れてもらえるのは助かりました。パリでの住居探しは本当に難しいので、その点でのストレスがなかったのはありがたかったです。ちなみに国際寮では様々な国から来た友人ができ、フランス語だけでなく、その他の言語圏の文化を知ることができたのも楽しかったです。

自分の研究に関して言うと、大学、フランス国立図書館、資料館等で、日本からアクセスの難しい資料にふれることができ、研究の幅が広がったと思います。そしてパリではたくさんの良いことがありますが、中でも一番嬉しかったのは、文学や詩への思いを共有できる人たちと知り合えたことです。こうした出会いが、詩の発表や翻訳へとつながったりと、かつての自分からは想像もつかない経験を生み出しました。このことには感動すら覚えます。

このように、もともと経済学をやっていたり全然フランスに関係ない企業で働いていたりしていた私が、フランスで生活をはじめるためのきっかけを与えてくれたフランス政府奨学金にはとても感謝しています。

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たーしー

パリの大学で20世紀フランス文学(特に前衛詩)を研究しているクマ。フランスの時事、大学、奨学金、文学、レストランについての情報を中心にお届け。