【DELF B2合格!】 短期間で得点を上げるフランス語対策方法

Bonjour à toutes et tous!つい先日、フランス語の試験DELF B2 の合格通知をもらったほーしーです!今回DELF B2 を受験しようと思っている方のために、私が実践し、そして3ヵ月で30点近い得点アップに成功したDELFの対策方法をご紹介したいと思います。恥をしのんで過去の挫折をふくめ赤裸々にお伝えしますので、何か一つでも皆さんの参考になれば幸いです(^^;

DELF B2 の合格結果

失敗した一度目のDELF B2 受験

まず言わずと知れたフランス語能力試験DELF DALF、そのB2はフランスの大学の学部(license)に登録するためや、フランスの政府給費奨学金をもらうために不可欠で、目標としている方も多いと思います。実は私はこの試験を今年2月にノルマンディーの都市ルーアンで受験していたのですが、45,5点(50点以上で合格)で落ちてしまっていたのでした…実際には、私がこの試験を受けたのはちょうど語学学校でB2のクラスに入ったばかりだったのですが、個人的に試験対策はしていて、半分の50点を取れれば受かるから大丈夫だろうと軽く考えていました。ところが結果は自分のレベルをまざまざと知る苦いものになってしまったのです…まわりの皆が大丈夫だよ!絶対受かるよ!と言ってくれていた分、相当に落ち込みました。

DELFB2の不合格結果(全体が50点以下、もしくは一項目でも5点以下があると不合格)

試験は地方で受験した方が簡単?

まず私が一度目のDELFB2を地方で受験した理由は、第一に受験料がパリのソルボンヌ文明講座240€に対し、ルーアンのアリアンスフランセーズの方が160€と安かったことと、第二に『地方の方が試験が簡単』という噂を聞いていたからでした。他にもフランスで受ける方が日本で受けるよりも難しいとか、又はその反対とかいろんなことを聞いたことがあったのですが、あとになって実際に試験官もしているという学校の先生によると「地方の方が簡単というのはそんなことないよ。なぜなら、地方のテストの採点をパリですることもあるからね。」ということで、結論としては、DELFDALFの試験内容レベルは世界共通なので“地方の方が簡単ということはない”ということでした。

“地方の方が簡単”と言われる理由

ではなぜ地方の方が簡単などと言われるのか、噂の理由のひとつとしては、特にCompréhension Orale(会話表現)の試験で『パリは受験者数が多すぎて試験官に余裕がない、地方の方が優しい。』と聞いたことがあります。これはあり得る話かもしれませんが、確かではありません。事実、友人の一人は『地方で受験した時の試験官は感じが良くなかった、パリの試験官の方が優しかった。』と言っていました。 自分の試験官との相性もあると思うし、個人的には受験場所は関係なく、試験官によるとしか言えないと思います。

オススメの受験場所は?

じゃあ結局のところどこで受験するのが良いの⁈という話ですが、私のオススメは『自分が一番ストレスを感じないところ』です。例えば、すでに行ったことのある試験会場や自宅から近い試験会場など。 (私場合は自分の通っている語学学校でした。しかも在校生には60€の受験料の割引あり)ルーアンなどの地方都市も、もし精神的に余裕があるのであれば試験後に観光もできてオススメですが、試験時間に遅れてないよう前泊するなど、いつもと違う環境で集中しにくい人は避けた方が良いかもしれません。

ジャンヌダルク終焉の地としても有名なルーアン

私が実践したDELF対策

全ての項目に言えること

まず、DELFB2で取り上げられる主題の大半は現代社会問題です。例えば環境問題や教育制度、若者の就職状況やテクノロジーによる社会問題などです。なので試験対策をする際は闇雲に本を読んだりするのではなく、この主題を意識して新聞や雑誌、ラジオ番組などを探すといいでしょう。そうすれば、語彙の勉強も同時に効率よく出来ると思います。結局色々なB2のテキストをやってみても、内容はある程度絞られていることに気が付くからです。とにかく試験で取り上げられる時事問題に詳しくなれば、おのずと問題も理解しやすくなります。

Compréhension orale(聴解)

この試験は基本的にラジオ番組の形式で出題されるので、攻略の為には普段の会話に慣れるだけではなく、ラジオの短い放送を聴いて速さやよく使われる語彙になれること。そして聴きながら放送の要点を書き取るという訓練をすることです。私も実際の試験では書き取ることに気をとられ、次の言葉を聞き逃したということが良くありました。ただその瞬間に聞き取れる、というだけでなく、同時に書き取るというのが案外難しく盲点なのです。

Compréhension écrite(読解)

これは単純に読解力の勝負です。座学よりもフランス語を実践(職場)で学んだ私は、とにかく文字アレルギーか思うほど読むことが苦手で、読解は筆記と並んで足を引っ張る項目でした。そんな私が3カ月間の試験対策期間で突発的に読解力を上げることは至難の業(*_*; 語彙も圧倒的に足りませんでした。なのでとりあえず、DELFB2のテキストと、語学学校で一部しか使わなかったB2レベルの教材の社会問題に関する記事にしぼって読み、 テキストをすべて読み終わってしまうと、ネットの新聞記事を読みました。そして 知らない言葉は単語帳を一冊作り覚えました。これはとても効果的だったように思います。個人的には小説や好きな歴史の専門書などのほうが興味をもって読めるし、長い目でみればそれもとても勉強になるのですが、DELFの試験対策としてはあまり効率がよくないと思います。私は記事読みに疲れたら好きなイラスト付きのフランス語の本をめくるようにしていました。その結果、元々7点と目も当てられなかった点数が約2倍の13,50点に!まだまだ読むスピードが足りず、他の項目に比べるて努力が必要ですが一応の進歩でした(^-^;

学校で使った教材(左)とDELF対策テキスト(右)

Production écrite(作文表現)

作文はふつう読解と並んで日本人が得意な項目のひとつとされていますが、私はこれまた大の苦手…。B2の作文問題は基本的には“手紙”で、宛先として一番多いのは市長、また稀に会社の上司や学長など、とにかくフォーマルな様式で自分の意志を相手に伝え、納得させることが目的です。なので一度その書き方の【型】を覚えてしまえば点数が採りやすい項目でもあります。採点で重要視されるのは、十分な文字数があり適切な形式であることと、フランス的論証方法で全体の一貫性があるかどうかです。少しの綴りミスや設問の単語を理解できていなくても、大まかな形式の筋が通っていればそこまで問題はありません。(B2 Production Ecrite採点基準の便利なページはこちら)私の一度目の受験の際は明らかな練習不足で焦ってしまい、250文字の問題で200文字以下と文字数が圧倒的に足りず、そのため文章の進行にも無理があり、描写が多すぎ、重要なポイントがペラペラ…なんとか手紙の結びの定型文は入れたものの10,50点でした。(それでもこの点もらえたことに驚きなほど)なので再受験まで一カ月ほど毎日、とにかくDELF対策テキストに加え、ネットで見つけられる限りのお題で手紙を書きまくりました。(“Les sujets lettres au Maire”、“Les sujets lettre DELF B2”などで検索)ひととおり書いたら、お手本になる手紙も探して参考にしました。一番時間をかけただけあり、他のどの項目より良い点数が採れたのは嬉しかったです( ;∀;)※ちなみに作文の文字数に宛先、住所はカウントされないので注意。

Production orale(口頭表現)

自分が選択したテキストを元に論述するこの口頭表現の試験は短期間で伸ばすのは難しいと思われがちですが、これにもポイントがあります。できるだけ普段からフランス語話者と話す機会をつくって会話になれることはもちろんですが、会話は短い文章でもうまくすれば成り立ってしまうのに対し、試験では一つのお題について論証立てて自分の考えを説明しなければならないのでだいぶ勝手が違います。いつも友達とくだらないことで笑い合ってばかりいる私には簡単ではありませんでした。ポイントは以下のとおり…

  • テキストの内容説明はただの問題提起のためなので簡潔に
  • 問題提起をはっきりとさせ自分の意見をはっきりさせる(賛成か反対かなど)
  • 自分で例を出しながら話を広げる
  • 自分の意見に対し譲歩からはじめる( (Certes…, Il est possible que…など) たしかに~な面は良いことだ/悪いことだ)
  • 次に反対の語(mais, toutefois, néanmoinsなど)を使って自分の意見、結論を述べる※強調したい意見はいつも後にもってくる
  • 試験官との討論で相手の意見を受けつつ反論する(Vous avez raison, Je comprends votre idée…pourtant….etc)

あとは、時制や条件法、接続法などを混ぜて展開すればなかなかの点数が採れるはずです。オラルの試験はYouTubeでも参考動画を見つけられるので前もって見てみるとことをオススメします。(一例はこちらからhttps://youtu.be/JllSgdqcDxQ ) 私は会話はできたつもりでも、文法的ミスが多かったのと、問題提起と結論がいまいちかみ合っていなかったからか、点数は期待より伸びず16,50点とまずまずでした。

まとめ

以上ここまで私が実践した試験対策とDELFB2の攻略方法でした!たしかにDELFDALFの結果だけでその人のフランス語能力を測れるわけではありませんし、実際にDALFC1に合格した友人より落ちてしまった友人の方が、日常生活において自然にフランス語を操っているというようなことも間々あります。ともあれ、数々の入試や奨学金獲得に臨むうえで素通りできないのがDELFDALF。フランス語学習の一つの指標になることは間違いありません。私は5年ほどフランス語を学習してきましたが、仕事をしながらなど思うように進まず、他の人と比べて焦りを感じることもありました。 そして点数はとりわけ良いわけではありませんが、 今やっとB2に合格しやっとスタートラインに立てたという気持ちで、これからもっと精進したいと思います!どうかこの記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです(^^)それでは!A bientôt !

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現在、ワーキングホリデービザでフランスは美食の都「リヨン」から「パリ」に引っ越して来たパンダのパティシエール。たーしーの妻。食や日常生活に関する話題を中心にお届け。もっぱらの趣味はbrocante=古物屋や蚤の市などでの宝探し。2018年8月、学生ビザを取得し再渡仏。9月よりソルボンヌ文明講座に通う。