DELF B2, DALF C1 作文対策・勉強法!「Argumentation=論証」とは?!
- 2021/01/06
- フランス語勉強
Bonjour à toutes et à tous !パリマセのほーしーです!
今日はDELF B2、DALF C1のProduction écriteの課題である“Argumentation“について分かりやすく説明したいと思います。
▶DELF B2、DALF C1 の Production écrite 対策のための記事(今ここ)
“Argumentation”って?
まずDELF B2ではよく” Lettre argumentative” 、DALF C1になると”Essai argumentatif”が作文の課題として出題されます。日本の高等教育で訓練した人にとっては説明するまでもないことかもしてませんが、なじみのない人の為に説明すると、そもそも“Argumentation”とは論証することであり、論証とは、「ある一つの言いたいことについて聞き手を納得させられるように説得力を持たせて説明すること」です。
“Argumentative”な文章って?
つまり”Argumentative“な文章ということは説得力のある文章ということ!説得力を持たせる具体的なポイントは以下です。
導入”Introduction”と結論”Conclusion”をはっきりする
基本的に読み手は作文の主題を知らないと思ってください。導入“Introduction”はこれから書くことの主題”Sujet”をはっきりとさせる役割が、結論“Conclusion”は今まで話してきた内容のまとめることで、言いたいことを更に明確にして強める役割があります。
注意点
どちらも簡潔で手短でなくてはなりません。導入でこれから書く内容を説明しすぎたり、結論で新しいことや展開を付け加えてはいけません。
一貫性”Cohérence”を持たせる
いつも言動がぶれない人のいう事には説得力がありますね!文章もおなじこと。一貫性のある文章を書くためには終始言いたいことがぶれてはいけません。
譲歩というテクニック
それでも一つの意見を示すのに反対意見はつきもの。無視できない反対意見を文全体の一貫性を保ちながら挿入するのに便利なのが譲歩の表現で、これはフランスの日常生活でもよく使われる表現です。いったん違う意見を受け止めつつ自分の意見は貫く、日本語で言うところの「それは確かに分かるけど、でもね…」の表現です。
例 : Oui, mais… / Certes…, pourtant…. / C’est vrai que…, toutefois… etc.
注意点
特にフランスで大きくペナルティを取られるのが話の脱線”Hors sujet”です。説明のつもりで関連の出来事を書いたつもりが、ついついその話題を広げすぎて文が主題からそれてしまうという事がありえます。いくらよく書けても話がそれてしまっては意味がないととられてしまうのです。
具体例を出す
主観的な意見を補強してくれるのが具体的な例です。特にEssai argumentatifでは大学のDissertationほど引用元を明確にする必要はありませんが、論証全体を2、3部に分け、そのつど2、3個の具体例をつけて論証しなければなりません。例としては、社会の現状、数字や日付、人物や活動の試みや結果など、具体的であればあるほど説得力が増しますが、そんなに専門的でなくてもいいのです。
原因、結果の表現
具体例の盛り込み方はいつも列挙するだけではありません。(例 : 〇をしました。例えば◆と□です。)DELFDALFではどれだけ表現のバリエーションを知っているかということも採点対象なので、特によく使う、使える、原因、結果の表現とともに具体例を盛り込めるととてもいいと思います。
例 : Etant donné le confinement appliqué depuis le décembre et la fermeture des restaurants, je n’ai pas pu trouver un job-étudiant pour les vacances.
まとめ
いかがでしたでしょうか。
論証はフランス社会で生きていくための日常会話から博士論文までレベルの違いこそあれ基本は同じでとても重要です ! そしてやることが分かっていたとしても簡単でないのが論証”Argumentation”です。DELFDALFだけに留まらず、人に分かりやすく納得させられるように生涯、論証力を磨いていきたいと思うほーしーでした(^^)/
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