【フランス語】固有名詞のエリジオン(élision)を解説する

【フランス語】固有名詞のエリジオン(élision)を解説する

ボンジュール、パリマセのたーしーです。フランス語の文法に関して、固有名詞のエリジオン(élision)についてすこし書き残しておきます。「固有名詞が続くけど、この場合ってエリジオン(élision)するの? しないの?」と悩む方の参考になりますように 🙂

固有名詞が続く場合、エリジオン(élision)は原則行う

原則、固有名詞が続く場合にはエリジオン(élision)が起こります。たとえば、前置詞 “de” に続いて母音から始まる、あるいは無音の “h” (h muet) から始まる言葉が並ぶ時、両者はアポストロフで結びつきます。以下の例を見てみましょう。

les poésies d’Apollinaire アポリネールの詩

un livre d’Andrée Chedid アンドレ・シェディッドの本

固有名詞が短い場合(2シラブル程度の場合)のエリジオン(élision)は?

ただし、固有名詞が短い場合(2シラブル程度の場合)は、エリジオン(élision)しないという考え方も増えてきているようです。以下の例を見てみましょう。

la mère de Yves イヴの母親

la fille de Anne アンヌの娘

les romans de Hugo ユゴーの小説

基本的にはエリジオン(élision)するほうが好ましいようですが、後者のケースもありえるため、「エリジオン(élision)するのかな? しないのかな?」という悩みが生まれるわけですね。

固有名詞が続くがエリジオン(élision)しない場合

本の表題や広告・ポスター等で、先行する言葉と固有名詞が同じ行に並ばない場合

上述のケースにあてはまっても、たとえば本の表題や広告・ポスター等で、先行する言葉と固有名詞が同じ行に並ばない場合はエリジオン(élision)しないようです。以下の例を見てみましょう。

sous la direction

de

Annie Philippe

アニー・フィリップ

監修による

固有名詞がイニシャルだけで示される場合

また、固有名詞がイニシャルだけで示される場合は、エリジオン(élision)しません

les œuvres de A. Camus A・カミュの作品

これ以外の場合は固有名詞であってもエリジオン(élision)するほうが普通ですので、注意しましょう!

固有名詞のエリジオン(élision)について まとめ

固有名詞のエリジオン(élision)についてまとめてみました。いかがだったでしょうか。

母国語の場合と同様、外国語の文法規則をしっかりと覚えるのは簡単ではないと思います。ですが「神は細部に宿る」という表現を信じて、文章の細かな部分まで気を配れるようになりたいものですね。一緒に頑張りましょう!