【パリ大学】大卒でない私がフランスの大学(Licence:学部)に正規入学するまで(2)~出願手続き編~

【パリ大学】大卒でない私がフランスの大学(Licence:学部)に正規入学するまで(2)~出願手続き編~

Bonjour à toutes et à tous! こんにちは、ほーしーです!今回は前回の続きで、フランスの大学の学部に入学するまでの手続きについて紹介したいと思います。

私が大学を目指した理由はこちらの動機編をご覧ください。

フランスの大学(学部)出願方法

フランスの大学(学部)出願条件

まず日本人がフランスの大学(学部)に入りたい場合はDAP(Demande d’admission préalable)という出願方法を取らなければいけません。そのためにはまず以下の2つが必須です。

(1)日本の大学の合格証明

私のように日本で大学に行っていない人は前回ブログの『大学入学~動機編~』で取得方法を紹介しているので参考にしてください。

(2)フランス語学のレベル証明

これはDELF B2、DALF C1,C2のディプロムか、TEF の筆記試験で14/20以上の得点が必要です。また出願時点で証明のない人はTCF-DAPという大学が実施する入試専用の語学試験を受けることができます。(第一志望の大学で受験)この試験の申し込みは出願とは別に自分で申し込む必要があり、TCF-DAPの締め切りは一月下旬の大学出願締め切りよりさらに一週間ほど前なので注意してください。ちなみに受験料は75€ほど。

出願期間

出願期間は入学希望年(※フランスの入学は9月)の前年の11月中旬から翌1月下旬まで

(例)2019年9月入学希望の場合、出願は2018年11月15日から2019年1月22日まで。

大学からの合否発表の時期

第一志望 4月中旬

第二志望 5月中旬

第三志望 6月上旬

出願用紙の種類

日本からの出願用紙は“DOSSIER BLANC”、出願時点でフランスに住んでいる場合は“DOSSIER VERT”という出願用紙を提出します。どちらもフランスの国民教育省のサイトからダウンロードできます。

 

日本からの出願方法

出願方法は日本からとフランスからでは違います。

まず日本から出願する場合はインターネットの CEF Campus Franceに登録しなければなりません。出願先は在日フランス大使館になります。(一月下旬の締め切り)

出願条件はフランスでするのと同じで語学力の証明が必須ですが、試験の日程に注意が必要です。余裕をもって確認しましょう。(日本でも年に一回TCF-DAPが実施されます。)

その他必要書類は“DOSSIER BLANC”と一緒にダウンロードできる説明書“La notice du dossier blanc”に書いてあるのでよく読みましょう。

 

既にフランス住んでいる場合の出願方法

上で紹介した“DOSSIER VERT”をダウンロードし、一月下旬の出願締め切りまでに第一志望の大学に提出します。

提出先は外国人学生の場合、外国人留学生担当の部署であることが多いのですが、大学によって異なることがあるので確認しましょう。(フランスの郵便は信用できないことで有名です。大学と提出先事務所の空いている時間を確認の上、直接もっていくことをお勧めします。)

その他必要書類は“DOSSIER VERT”と一緒にダウンロードできる説明書“La notice du dossier vert”に書いてあるのでよく読みましょう。

まとめ

以上が日本人がフランスの大学(学部)に入学するための方法の簡単な説明でした。

大学出願に限らず、ビザの申請などフランスの行政手続きには時間がかかりますね。必要書類の中には、法廷翻訳が必要なものや、そもそもその原本の発行を依頼するのに時間がかかるもの(大学入学証明や高校の成績表など)や語学テストの準備もあるので、最低でも出願の半年前には余裕をもって準備を始めたいものですね。

しかし、それでも急に大学に行こうと決心して手続きが遅れてしまった。残念ながら出願した大学に全部落ちてしまった。というひと。そうまさにこの私のようなひとはどうぞ次回の、フランスの大学に出願が間に合わなかった、志望大学にすべて落ちた私がそれでも大学に入るまで ~執念の大学入学編~をお楽しみに!A bientôt !

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