チョコレートで知るフランス菓子の歴史(4)〜チョコと伝説のケツァルコアトル
- 2017/02/10
- お菓子史
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“ケツァルコアトル”
突然ですが、今回のテーマです。
ここでは、RPGゲームに出てくるモンスターの事ではありません。
ケツァルコアトルはアステカの神様で、自然、大気、水、火、音楽、詩の神として、アステカの人々に愛されていました。
かなり色々なもの、ほとんど万物の神といって良いですね。
“出典:Wikipedia ケツァルコアトル ”
その姿はしばしば、戦士のような人型や、羽をはやしたドラゴンのような姿で描かれています。
では、いったいこのケツァルコアトルがどうショコラと関係があるのでしょうか。
ショコラの誕生に関する文献を読んでいると、
なんとこのオールマイティな神様は天上界の庭師でもあり、カカオの原木を生み出した張本人(神?)であるとありました。
その為にのちに、カカオの木に“テオブロマ~神の食べ物~”という学名が付くことになるのです。
スペインからコルテス軍が上陸したとき、アステカ王はじめ、その国民たちは、自分たちの神が戻ってきたのだと、熱狂的に迎えたそうです。その後、沢山の血が流れ、文明が滅びることになろうとは露とも思わずに・・・
カカオに限ったことではありませんが、食材の普及の背景には、争いがあることも多いですね。今美味しいチョコレートが気軽に手に入るのは、本当に幸せなことです!!
そんな思いで私は、高級ボンボンショコラもチロルチョコも美味しくいただいています。どちらも大好きです・・・!
さて次回、ショコラの歴史は舞台をヨーロッパに移していこうと思います。
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