【お菓子史】フランスのレストランで新しい食材を知ること〜デザート編
- 2017/04/27
- お菓子史
Bonjour à tous !!
先日、クロワルッス(croix-rousses)にあるフレンチレストランに行って来ました。
お店の名前はレ・サヴールド・ペーイグレック(les saveurs de PY)。フランス人シェフと日本人の女性の共同経営で、私の下宿している家のマダムから、とても美味しいから行ってご覧なさい!と勧められたので行ってみました!家から徒歩15分ほどの距離。
トリップアドバイザーなどでも、お店の評価は極めて高く、ランチはいつも満席。私も一度、予約なしで訪問という暴挙で見事惨敗してしまい、翌日改めて訪問しました。
私が頼んだのは、18€のコースで、前菜、メインにデザートが付き、それぞれ3、4種類のメニューから選ぶ事ができました。
前菜はこちら“キュウリのクネルとクスクスのサラダ”
さっぱりしていて、ビネグレットに醤油が使われていました!
sauce sojas (ソースソジャ)=醤油
もはや、日本人が経営しているお店か否かに関わらず、最近のフレンチでは当たり前の様に使われる事がある、メジャーな調味料になりました。そしてこちらのレストランでは特に、料理の中に和の食材が使われているようです。
メインは “牛肉とカリフラワーのピュレ、キャベツのラビオリ添え”でした。
こちらではまだスーパーで見かけたことが無いのですが、青梗菜?のような野菜がお肉の下に。
こちらにもソースに醤油が使わていました。食べ応えわあるのに、どれもさっぱりしていて軽い印象でした。
そして、デセール!!!
“ショコラのスープとウフ・アラネージュ、ピスタチオのクルトン” でした。
ウフ・アラネージュはメレンゲを茹でたお菓子。
ナッツとクルトンもたっぷりで、沢山の食感があって美味しかったです。
このメレンゲの上に乗っている葉っぱが可愛くて、日本ではまだ見たことがなかったので、きいてみたところ、クレソンの仲間だそうです。リコリス(甘草)のような、甘くて爽やかな味がしました。
こういった小さい葉っぱを飾ることが現在どこでも流行っているそうなのですが、恥ずかしながら知りませんでした。日本でも、レストランデセールであれば使われているのかもしれませんが、パティスリーでは、せいぜい、ミント、セルフィーユ、頑張ってもローズマリーやフェンネルくらいしか見たことがありませんでした。
新しい食材を知るとテンションが上がります!とても勉強になります…!
さて、このレストランは洗練された料理が片意地を貼らずに、食後のカフェをつけても20€で楽しめ、なによりお店の雰囲気が、サービスが良く、とてもオススメです!アットホームでくつろげます…
次はパティスリーのことを書きたいな~と思いますが…
On ne sait pas !!
A bientôt 😉 !!
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