【フランス】新型コロナウイルスだったかもしれない2019年12月の風邪

【フランス】新型コロナウイルスだったかもしれない2019年12月の風邪

ボンジュール、パリパリマセマセのたーしーです。今日もとても寒かったですね。パリは最高気温がマイナス1度。今朝の体感気温はなんとマイナス11度でした。これだけ寒いと、コロナ禍でなくとも、風邪やインフルエンザにかからないように注意しないといけませんね。

ところで今日、ル・モンドでこんな記事を読みました。

Le SARS-CoV-2 circulait sans doute en France dès novembre 2019

コロナウイルスはおそらく2019年の11月には既にフランスに出回っていた

出典:https://www.lemonde.fr/planete/article/2021/02/10/le-sars-cov-2-circulait-sans-doute-en-france-des-novembre-2019_6069431_3244.html

2021年2月6日、European Journal of Epidemiology というジャーナルに、新型コロナウイルス (le SARS-CoV-2) が2019年11月のフランスで出回っていたのではないか、という内容の論文が掲載されたとのことでした。これまでも2019年11月16日の入院患者のうちの一人がコロナウイルスと似た病症だったという話がありましたが、この仮説はそれほど確かではないと言われてきました。しかし、今回の仕事はかなり確度の高い証拠をもっているようです。

うーむ。とりあえずル・モンドの記事しか読んでいないのですが、ジャーナルを読んでみようかな…(自分がちゃんと理解できるかはなはだ疑問ですが)。

思い返すと、自分にとって、2019年は非常に体調を崩しやすい一年でした。特に年末12月、発熱に咳が止まらないという症状に悩みました。European Journal of Epidemiology に掲載されたという論文の内容が正しいのなら、実は知ら知らずのうちに自分が新型コロナウイルスに感染していたのでしょうか。これを機に当時を振り返ってみました。

眠れないほど咳が止まらない

2019年12月。RATPの大規模ストライキがあった年。その12月21日という年末真っ盛りの慌ただしい時期に、私は体調を崩していました。発熱はなかったと思いますが(12月前半には40度の熱が出ていたのは別の話)、とにかく咳が止まりません。朝から晩までゴホゴホゴホゴホ。なんとか咳を止めようと口を無理やり閉じても、腹の底からこみ上げてきます。

とにかく辛かったのは、起きているときだけでなく、寝ているときも咳が止まらないこと。一度眠りについたと思うやいなや、咳によって目が覚めてしまうのです。午前3時、4時に起こされ、咳が止まらずに眠れなくなるのは非常に辛かったです。

病院に行ってみたけど

そんなこんなであまりにも体調が良くならなかったため、病院(ジェネラリスト)に行きました。

お医者さん
お医者さん
今日はどうしたの?
喉が痛くて咳が止まらないんです。
たーしー
たーしー

お医者さん
お医者さん
いつからなの?
二、三日前からです。夜も眠れない程なんです。
たーしー
たーしー

お医者さん
お医者さん
ふむ、じゃあちょっと診てみるね。

というやり取りを経て、喉や呼吸器を診てもらうことに。数分後、「喉風邪」と診断してもらいました

「今年はウイルス性の風邪が流行っているからね」とお医者さんは言っていました。実は同じ年の9月にも医者にかかっていて(本当に例外的に病に悩まされる一年だったんです)、そのときも「ウイルス性の風邪が云々」言われたのでさほど驚きはありませんでした。

いずれにせよ、「まあ風邪だろうな」と私も思っていたので「何か良くなる薬をください〜」という医者殺しの台詞を吐き、処方箋を書いてもらって病院を後にしました。

処方してもらった薬は、パラセタモールと咳止めシロップでした。


一週間ほど経ってようやく快復の兆しが……

こうして処方してもらった薬を飲みながら安静にしていたのですが、なかなか快復の兆しが見えません。やりたい勉強もできず、クリスマスも十分に楽しめずストレスも溜まっていました(ちなみにクリスマス・シーズンはほーしーはパティスリーでお仕事なので、家にはほとんどいませんでした)。

結局快復の兆しが見えたのは一週間ほど経ってから。あらためて日記を見返すと、12月21日に喉が痛みだし、28日までずっと咳が止まらないようでした。

年が明けても完全回復とはいかず

そうこうしているうちに2020年になりました。年始に用事があり2週間ほど日本に行く予定があったのですが、シャルル・ド・ゴール空港でもまだ体調不良は続いていました。ストライキもあり空港に前入りしていたのですが、夕食後にパラセタモールを服用したのを覚えています。

そして日本に行ってからも咳は続きました。しかし罹患直後と比べてだいぶ軽微なものになっていて、この頃には咳のせいで夜も眠れないなんてこともありませんでした。医者でもらった薬の代わりに、日本で買った葛根湯と総合風邪薬成分をひとつにしたという「コフト顆粒」を飲んでいました。この薬が私の「風邪」に効いたのか、その後体調は回復し、フランスに戻って来る頃には完全回復していました。


おわりに

2019年12月の辛い喉風邪を振り返ってみました。ル・モンドの記事がきっかけでしたが、まさか、かつての体調不良を2年越しに振り返ることになるとは思いませんでした。

新型コロナウイルスの罹病期間は7~10日前後らしいので、まったく同じ病気ではなかったかもしれません。というか、希望込みで、コロナウイルスではなかったと思いますが。

一刻も早く、Cette crise sanitaire mondiale がおさまってくれることを切に願います。

雪景色パリ2021年2月
画像は今朝のパリ。雪が薄っすらと積もっています。