【フランス】パリの歯医者で痛む歯の治療をする。ミュチュエルがある人は今すぐ歯医者へ!
- 2022/11/25
- フランス生活
ボンジュール、パリマセのたーしーです。
冬の訪れを日に日に感じるパリ。朝晩は特に冷え込む日が増えました。周りの人たちをみても風邪が流行っている印象なので、体調管理に気をつけたいところです。
そんなある日、あまりにも歯が痛むのでパリの歯医者に行ってきました。病院にかかりがちな私にとってもフランスの歯医者ははじめての経験だったので、ブログに感想を書いておきます。
歯のコンディションについて
自分で言うのもなんですが、成人男性として最低限歯に気を使っている方だと思っていました(笑)
朝晩の歯磨きはもちろん、外でご飯を食べることの多い昼も、携帯している歯ブラシで歯を磨くように心がけていました。
歯磨き粉(フランス語ではle dentifriceといいます)も、ちょっと良さげなものを選んでケアしているつもりでした。日本では第一三共ヘルスケアの「クリーンデンタル」を使っていたのですが、あれに似た強い塩味の歯磨き粉を見つけられなかったので、ちょっと高いけれどもBOTOT等を使用していました。
それから歯と歯の間に食べカスをなるべく残さぬよう、歯間ブラシを使って掃除もするようにしていました。
また、特に気をつかっていたつもりだったのは、ブリッジの手入れです。
日本にいた頃、酔っ払って言い合いになった友だちに殴られて上の歯が一本折れました。それ以来ブリッジを入れていたのですが、この部分にはよく食べカスが残りやすいと聞いていたため、フロスを使って掃除しているつもりでした。
だから、歯が痛み虫歯かもしれないという状況に追い込まれることは少なからずショックでした……。
2022年冬、パリ。朝目が覚めると、歯が痛い。
以上のように、自分なりにデンタルケアを行ってきたつもりだったのですが、ある朝目が覚めると、歯に違和感を覚えました。
はじめは気のせいかなと思ったのですが、朝ごはんを食べていると歯が痛い。それでも気のせいだろうと思い歯を磨きうがいをすると、悶絶するほど歯が痛い。
それでも虫歯になったとは信じたくありませんでした。元来、疲れが歯に出やすい性質。なので、今度もまたちょっと疲れているだけで、ドリプラン(Doliprane)を飲んで一日二日もすれば痛みは引くだろうと高を括っていました。
ですが、待てど暮らせど痛みは引きません。それどころか、ますます痛くなっているような気さえします。
この時点で歯医者を予約すればよかったのですが、日本にいた頃から病院嫌い、なかでも歯医者は大嫌いだった私は、薬局に行って薬をもらうことに決めました。
薬局の方がオススメしてくれたBain de boucheとは、薬用マウスウォッシュのこと。「え、そんなのしたら、痛そうで怖いんですが……」というと、「心配いらないよ!(Ne vous inquiétez pas )」とのこと。Bain de boucheはすでに家にあったため、何も買わずに家に帰り、試してみると、案の定激痛に苦しむ羽目になりました(笑)
そういうわけで、歯医者の代わりに薬局で薬をもらう作戦は成功せず。この頃、私よりはるかにずっとデンタルケアに気をつけているほーしーに言われました(ちなみにほーしーはフランスの歯医者も経験済み)。
歯医者嫌いの私は生返事。そうこうしている間にも歯の痛みはどんどん強くなっており、終いにはご飯を食べたり水を飲んだりする度に激痛が走るようになってしまいました。
こうして私は、重い腰を上げ、歯医者の予約を取ることにしたのでした。
パリの歯医者に行く
そういうわけで、観念して歯医者に行くことにしました。パリの歯医者に行く場合、日本と同じように(1)歯医者の予約を取る、(2)予約した歯医者に行くの二つのフェーズがあります。
ドクトリブ(Doctolib)で予約を取る
パリマセ読者には今更説明不要かもしれませんが、フランスの歯医者の予約を取る際にはドクトリブ(Doctolib)が便利です。ドクトリブ(Doctolib)とは、最寄りのお医者さんの検索および予約が取れる便利なウェブサイトないしアプリのことです。もちろん、歯医者以外にもジェネラリストから専門医まで調べられるのでフランスに着いたばかりの方はダウンロードをおすすめします。
さて、はじめは、ほーしーと同じ歯医者さんにみてもらおうと考えました。ドクトリブ(Doctolib)でその歯医者さんを検索すると、最短のランデヴーがなんと二週間後。とても待てません。そこで、予約をとった後に緊急(urgence)ということでもっと予約日を早められないか電話で聞いてみることにしました。
「もし、別の日の都合がつけられたら電話しますよ!」と親切にも言ってくれたのですが、二週間も我慢できそうもなかったので、キャンセルすることにしました。残念。
ドクトリブ(Doctolib)での歯医者さん探しを再開すること数十分。なんと、当日中に診察可能な歯医者さんを発見! Centre dentaireなので、直訳すれば「歯科センター」。厳密に言えば歯医者さん(dentiste)と異なるのかもしれませんが、そこに予約し、その日のうちに歯の検診をお願いすることにしました。
予約した歯医者に行く
そういうわけで、ドクトリブ(Doctolib)で予約した歯医者さんに行ってきました。結論から言えば、歯の痛みの原因は虫歯ではありませんでした。
受付で事情を話すと、待合室でかんたんなアンケート用紙をくれました。「体の調子に異変はないか」とか「持病はあるか」とか「薬のアレルギーはあるか」とかそういうのを記入するものです。
アンケート用紙に記入しながら待っていると、スタッフのひとりが声をかけてくれて、まずはレントゲンを撮ることに。
それから、顔をここに入れて、この部分を軽く噛んで……動かないでくださいね……はい、終わり!
レントゲンを撮ってもらった後、いよいよ歯科医の診察がはじまりました。
そう伝えると、やおらブリッジの部分を掴み動かす歯科医。
耐えられず叫ぶ私。すると、歯科医は笑いながらこう言いました。
そういうわけで、歯の痛みの原因はブリッジした部分にあるということがわかりました。
治療の見積もりを作ってもらうと、費用のほとんどはミュチュエルでカバーできることがわかったので、そのまま治療してもらうことに決めました。
その日は薬だけ処方してもらい、治療はまた後日ということで無事にフランスでの歯医者体験を終えることができました。
【フランス】パリの歯医者で痛む歯の治療をする まとめ
いかがだったでしょうか。まだ、処方してもらった薬を摂りながら過ごしている段階なので、実際に治療は受けていません。それでも精神的には歯の痛みの原因がわかり、いくらか楽になった感じがします。
やっぱり、餅は餅屋ということで、身体の不調があるときは一刻も早く病院にかかるのが一番ですね。今更ながら、そのことを学びました……。
実際に治療してもらったら、またブログを更新しようと思います……。
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