【フランス】パリでレンタルボックスを利用する〜Une Pièce en Plusの場合

【フランス】パリでレンタルボックスを利用する〜Une Pièce en Plusの場合

ボンジュール、パリマセのたーしーです。先日までパリでレンタルボックスを利用していました。今日は、手続きから解約まで、その時の経験をまとめてみました。ニッチな内容ですが、もし誰かの参考になったなら嬉しいです。

パリでレンタルボックスを利用する〜Une Pièce en Plusの場合

Une Pièce en Plus について

レンタルボックスの利用のために、Une Pièce en Plus という会社と契約していました。用途に応じて、さまざまな大きさのレンタルボックスを利用できるのが特徴です。

パリ13区のイタリー広場、14区のモンパルナス周辺、15区のコンヴァンシオン周辺等、複数の地区でレンタルボックスを利用できるので、自分の都合に応じて場所を選ぶと良いでしょう。

今回は、18区の Aubervilliers にあるレンタルボックスを利用しました。

レンタルボックスを利用する手続き

電話をして見積もりをもらう

レンタルボックスの契約は電話で見積もりをもらうところから始まります。指定の番号にかけると親切なお兄さんが出てくれました。

いつから、何を置くつもりなんだい?
担当者
担当者

とのことなので、契約希望日と預ける予定の荷物を伝えます。預ける予定だった荷物は大まかに以下の通り。

  • 30cm四方程度のダンボールで5箱分の書籍
  • 衣類
  • 生活用品(フライパンとか食器類)

この程度だったら一番小さなサイズのレンタルボックスで大丈夫とのことだったので、最安値の月々81ユーロの1.5m2のレンタルボックスを契約することにしました(当時、1m2よりも安く契約できたので)。

現地で本契約

電話が終わったら、後ほど見積もりがおくられてくるのでそれを持って本契約をするために一度現地に行きます。

本契約と言っても、簡単な書類にサインするのと、自動引落し口座の登録、初回利用料の支払いくらいなので簡単です。レンタルボックスの使い方のレクチャーを受けて、倉庫に入るときに入力するデジコードを教えてもらったら完了です。

ひとつ注意としては、南京錠(cadenas)は自分で用意しなければなりません。ただ、もし忘れてしまっても現地で購入できるのでさして問題にはなりません。

契約が終わったら、あとは好きなだけ利用しましょう。私は昨年2020年の5月末に契約し、翌20215月末に解約しました。この間、一度もレンタルボックスには行きませんでした… もっと上手な使い方があったかもしれません^^;

ちなみに使用料は、上述した81ユーロ/月に加えて保険料が月額20ユーロ程度かかりました。保険と契約するのは必須のようです。毎月15日を過ぎたあたりに請求書が送られてきて、月末に自動引き落としでした。

Une pièce en plus の雰囲気
こんな感じでレンタルボックスが並んでいる。日本のカラオケみたいな印象。

レンタルボックスを解約する手続き

さて、一年ほど倉庫を利用していたのですが、その後荷物をすべて日本に送ることになりました。そして、先日倉庫を解約してきました。

倉庫の解約方法は非常にシンプルでした。

  1. 倉庫を解約したいとの旨を書いた手紙を解約希望日から2週間前に送付
  2. 当日までに、倉庫に預けた荷物をすべて片付けておく
  3. 解約日当日、受付でスタッフのもとで解約手続きをする

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

倉庫を解約したいとの旨を書いた手紙を解約希望日から2週間前に送付

まず、注意しなければいけないのが、倉庫を解約したいと書いた手紙を郵送しないといけない点Une pièce en plus のウェブサイトにも書かれていますが、電話やメールで解約をお願いしても無効になってしまうので、必ず手紙を書いて郵送しましょう。また、このとき、Lettre recommandée avec accusé de réception で送ることも義務づけられています。

手紙の書き方はググれば参考例がたくさんでてきます。きっと Une pièce en plus 以外の倉庫も同じような手続きを踏む必要があるのでしょう。もしわからなければ、パリマセのお問い合わせから質問どうぞ🙂

レンタルボックス解約のための手紙は、二週間前までに必ず郵送すること!

当日までに、レンタルボックスに預けた荷物をすべて片付けておく

当然といえば当然ですが、解約日までに、レンタルボックスに預けた荷物をすべて片付けておかなければなりません。すべての片付けを終えかんたんな掃除(汚れがなければ、雑巾でさっとふく程度)をしたらOK。あとは、別途スタッフの方が État des lieux をしてくれます。État des lieux の際は自分たちが立ち会う必要はなく、大きな問題がなければ、追加請求もないとのことでした。

ちなみに「解約日までに片付ける」と書きましたが、我々は解約日当日に片付けをして、それからスタッフの方に片付け終えた旨を伝え、退去という流れでした。ですので荷物がそれほど多くない場合は、片付け退去を一日で済ませてしまったほうが効率的かもしれませんね。

片付けは当日でもOK! 簡単な掃除をしておくと◎

解約日当日、受付でスタッフのもとで解約手続きをする

当日行う解約手続きも簡単でした。要件を伝えると解約のための用紙を渡されるのでそれを記入します。それで、記入した用紙を渡して終わり。上述したように État des lieux は別途やってくれるので、これにて解約完了です。

南京錠(cadenas)をちゃんと外してね!!
スタッフの方
スタッフの方

と繰り返し言われたので、忘れる人も多いのかもしれません。解約の際はご注意を。

上述したように、今回倉庫を解約するために、片付け退去を一日で済ませました。途中、不要な荷物を処分したり、荷物をパッキングしてパリから日本に郵送したりしていたのでそれなりに時間はかかりましたが、それでも一日で無事に終えることができました。参考までに郵送した荷物を記しておくと、

  • ダンボールXXLサイズ 二個
  • コリッシモ(prêt à envoyer)三つ
  • Livres et brochures  六つ

でした。今回初めて利用した、フランス語の本を日本に郵送する際に便利な Livres et brochures というサービスについては今回の経験を踏まえて別途ブログ記事にできればと思います。

全て終わったらスタッフの方に言えばOK! 鍵を外すのを忘れずに!

パリでレンタルボックスを利用する まとめ

いかがだったでしょうか。荷物が増えてきたり、引っ越しや一時帰国の際に利用する機会が出てくるかもしれないレンタルボックス。日本にもあるのかな? こういうサービスを上手く活用してより良い生活をしていきたいですね 🙂

レンタルボックスに預けていた荷物
レンタルボックスに預けていた荷物。通気性も良くカビとかもまったくなくてほっとしました。