【パリ】2022年にメトロの切符終了！ Navigo Liberté を購入してみた

ボンジュール、パリマセのたーしーです。来年から徐々に実施されるメトロの紙切符の廃止に対応するために、”Navigo Liberté” の利用をはじめました。今日は、従来のナヴィゴのカードに、”Navigo Liberté” の機能を追加する方法を紹介します。

2022年からパリのメトロの紙切符は廃止

パリのメトロに乗車するために必要な切符。しかし紙の切符は、もうすぐ使えなくなります。事実、2021年10月14日からカルネ（回数券）を購入できない券売機が増えてきました。パリマセの二人の家の最寄り駅でも、窓口ではカルネを購入できますが、券売機では購入できません。2022年から段階的に紙切符そのものの廃止を進める方針なので、ICカードによる電子切符を利用できるようにしなければなりません。

電子切符を利用するために、私が検討した方法は二つ。一つは、スマートフォンアプリ “Bonjour RATP” をダウンロードし、アプリ内で切符を購入する方法。便利そうだったのですが、私のアイフォンはアプリ内での電子決済機能に対応しておらず、諦めるほかないという結果に（何年前の機種やねん）。

もう一つの方法は、新しいナヴィゴの発行。パリマセ読者のみなさんは、ナヴィゴとはなにかを知っていると思うので詳しい説明は省きますが、パリおよびイル・ド・フランスで使えるICカード乗車券のことです。首都圏のスイカやパスモと同じようなカードと思ってください。

新しいナヴィゴのカードが必ずしも要るわけではない

フランスに四年もいるので、もちろんナヴィゴを持っています。が、メインの移動手段を自転車にして以来、月ごとの利用はしておらず、長いこと使っていませんでした。

さて、紙切符のためにナヴィゴを利用するためには、”Navigo Liberté“（該当月にメトロに乗った分だけ銀行口座から自動で引き落とし） か “Navigo Easy“（好きな金額をチャージして利用） かという選択肢があります。今回は、”Navigo Liberté” のほうを選びました。いちいちチャージしなくていいほうが便利かなと思ったからです。

ただ、新しいナヴィゴのカードを受け取り、管理することになったら嫌だな〜と思っていたため、ギリギリまで “Navigo Liberté”  の登録を渋っていました。

しかしいざ登録してみると、もともと持っていたナヴィゴに “Navigo Liberté” の機能を追加することができました。つまり、一枚のナヴィゴのカードで、月単位（あるいは週単位）でナヴィゴを利用する機能と、”Navigo Liberté” を利用する機能を管理することができたのです。なんだ〜もっと早くやっておけばよかった。

“Navigo Liberté” を手に入れる・利用する方法

“Navigo Liberté” を手に入れるためには、メトロの窓口（ただし、できる駅と出来ない駅がある。大きな駅に行くべし）で申し込みするか、ネットから申し込みするかの二つの選択肢があります。

はじめはメトロの窓口でやったほうが早いし楽だと思ったのですが、駅員さんから「ここで申し込みするには、身分証、RIB、住居証明の三つが必要だよ」と言われたので、その場で申請できず。仕方がないのでネットから申し込むことにしました。

ネットでの登録方法は非常に簡単。まず、自分のナヴィゴを管理するための個人アカウントを作ります。個人アカウントは、以下のサイトから作れます。

https://www.jegeremacartenavigo.iledefrance-mobilites.fr/connexion/connexion_ou_creation_compte

次に、”Souscrire ou commander un passe” から “Navigo Liberté” を選択し、必要な情報を入力します（住所、銀行情報等）。入力を終え、登録を申請したら、48時間以内に駅の窓口か、駅にあるナヴィゴをチャージする機械で “Navigo Liberté” をアクティベートします。アクティベートが完了したら、その日から “Navigo Liberté” の機能を使えるようになります。

ちなみに “Navigo Liberté” の料金は 1,49ユーロ/回なので、従来のカルネを買うよりお得。もっと早くやっておけばよかったな〜（二回目）。いずれにしても、一枚のカードで複数の機能を管理できるようになったので良かったです 🙂