ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”)〜フランス語の歌詞を読み解釈する〜
- 2020/12/15
- 文学・詩など
ボンジュール、パリパリマセマセのたーしーです。またまた久しぶりのブログ更新です。
今年は3月以降、ずっと新型コロナウイルス Covid-19 に悩まされた一年でしたね。一年のうちの多くを家で過ごしたような気がします。そういう代わり映えのしない毎日に新しいリズムをつけるために、これから自分の好きなフランス語の曲を紹介していこうと思います。
今日はフランスのバンド、ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”)という曲を紹介します。
ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”) 歌詞原文と試訳
ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”) 歌詞原文引用
(couplet 1)
Ça me fait froid dans le dos
Je perds mes moyens, j’ai plus de mots
Quand dans ce grand bain, ce bain de foule
Je sens soudain que je coule
Je retiens mon souffle
Je me retiens(refrain)
J’y peux rien, c’est physique
Comme un choc électrique
Je te vois, je panique(couplet 2)
J’ai des frissons, je dégouline
Le cœur qui cogne dans ma poitrine
Quand dans ce trou, ce trou noir de monde
Je sais tout à coup que je tombe
Je retiens mon souffle
Je me retiens(refrain)
J’y peux rien, c’est physique
Comme un choc électrique
Je te vois, je panique
Peur panique(couplet 3)
Je t’annonce en froid, je surchauffe
Je reste droite, je deviens gauche
Quand je fais marche arrière en arrière plan
A bout de nerfs je serre les dents
Et je retiens mon souffle
Je me retiens(refrain)
J’y peux rien c’est physique
Comme un choc électrique
Je te vois je paniqueJe panique
Je panique
Je paniquePanique
Panique
PaniqueJe te vois, je panique
Je te vois, je panique
Je te vois, je panique
Je te vois, je paniquePanique
Panique
ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”) 歌詞試訳
(couplet 1)
背筋が凍る
どうすればいいかわからないし、もう言葉もない
この深い海 大変な人だかりへと
滑り落ちていくのを感じるとき
息をこらえ
じっと我慢する
(refrain)
どうすることもできない、生理的なものだから
電撃みたいなものだから
君を見ると、パニックになる
(couplet 2)
震えるし、汗が流れる
心臓は胸で脈打つ
この穴、世界の真っ黒な穴へと
突然落ちていくのがわかるとき
息をこらえ
じっと我慢する
(refrain)
どうすることもできない、生理的なものだから
電撃みたいなものだから
君を見ると、パニックになる
パニックになる恐怖
(couplet 3)
仲の悪い君が来たといって、興奮したり
右のままでいたり、左になったり
後ろに下がって後戻りすると
いらいらして歯を噛みしめる
そして息をこらえ
じっと我慢する
(refrain)
どうすることもできない、生理的なものだから
電撃みたいなものだから
君を見ると、パニックになる
パニックになる
パニックになる
パニックになる
パニック
パニック
パニック
君を見ると、パニックになる
君を見ると、パニックになる
君を見ると、パニックになる
君を見ると、パニックになる
パニック
パニック
ジュニオール「パニック」(Juniore, “Panique”) プチ解説
ジュニオールはフランスのインディポップ・バンド。2013年にパリで結成されました。
このグループのギターボーカルのアンナ・ジャンは、ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(2008年のノーベル文学賞受賞者)の娘なのです。
「パニック」のMVは眼の回る感じが面白いです。
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突然のご連絡・質問失礼いたします。
現在、フランスに住まれているということで、少し現地のコロナ事情を伺いたく存じます。
私は現在フランス(パリ)へ留学を考えており、2021年9月に留学開始したいと思うのですが、どうしても授業はオンキャンパスで受けたいという希望があります。(入学するのは大学院で、2年間のMSc+3年間のPhDの予定です。)
そこで、噂レベルの情報でも構いませんので、フランスでは来年度(21年9月〜)の大学授業は平常時通り運行されそう、もしくはオンラインが継続しそうなど、フランス国内では現段階でどのような計画がなされているのかご存知でしたら教えていただけますでしょうか。当然、不確実性が高く専門家の予想ですら当たらないことがあることも承知しておりますので、kusabuさんがお持ちの情報で可能な範囲でご教示いただけますと非常に幸いです。(フランス国内の雰囲気等も併せて教えていただけますと幸甚です。)
突然の質問で恐縮ですが、お時間のあるときにご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
Tak さん、
こんにちは、パリパリマセマセです。
来年度の大学の授業ですが、正直、新型コロナウイルスのコントロールが不完全である現時点ではなんとも言えません。そんな中、ウイルスの変異種も出てきましたしね……。新年に新たな情報が出たらブログでまとめるつもりです。ぜひチェックしにきてください!