コロナウイルスに関するフランスの哲学者の発言まとめ(随時更新)

2020年3月16日から philosophie magazine で特集されている「コロナウイルス Covid-19 : 感染拡大に直面する哲学者たち」”Covid-19. Les philosophes face à l’épidémie” の更新をまとめています(随時更新)。半分以上は自分用メモです。

https://www.philomag.com/lactu/covid-19-les-philosophes-face-a-lepidemie-42728

ピーター・シンガーとパオラ・カヴァリエリ「人間でないものに対する私たちの態度を変える一機会だ」

2016年のSARS〔サーズ、重症急性呼吸器症候群?〕に対してと同じように、コロナウイルス Covid-19 は中国の「水産市場」を原因とするが、水産市場とは注文に応じて動物が生きたまま、あるいは弱った状態で囲われており、嘆かわしいほどの公衆衛生状況な場所だ。動物の権利を主張する重要人物〔la cause animale の訳が難しい、定訳ある?〕、ピーター・シンガーとパオラ・カヴァリエリは中国および世界中でこのようなやり方の禁止を呼びかけている。

https://www.philomag.com/lactu/temoignages/peter-singer-et-paola-cavalieri-une-opportunite-de-modifier-notre-attitude-envers

シンティア・フルーリー「予防という原則の名においてあらゆる自由を犠牲にしてはならない」

国家倫理諮問委員会(CCNE)――コロナウイルス Covid-19 に向き合い行動するため、政府はこの委員会に「法的拘束力を持つ大衆の健康にかかる対策」に関する相談をした――のメンバー、シンティア・フルーリーが政治的選択を導いていかねばならない倫理原則を明らかにする。

https://www.philomag.com/lactu/temoignages/cynthia-fleury-ne-pas-sacrifier-toutes-les-libertes-au-nom-du-principe-de

ジョルジョ・アガンベン「ある現実は集団的パニックの状態を必要とする」

イタリアの雑誌に刊行されたこの論文で、ジョルジョ・アガンベンはイタリアの状況を、徹底的な外出禁止対策とともに、「例外状態」という自身の概念を用いて解釈している。陰謀主義と付き合うリスクを冒しているだろうか?

https://www.philomag.com/lactu/temoignages/giorgio-agamben-un-reel-besoin-detats-de-panique-collective-42724

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たーしー

パリの大学で20世紀フランス文学(特に前衛詩)を研究しているクマ。フランスの時事、大学、奨学金、文学、レストランについての情報を中心にお届け。