【フランス】現役大学院生オススメ!パリの図書館3選

【フランス】現役大学院生オススメ!パリの図書館3選

Bonjour à tous ! パリの好きな施設の一つに図書館があります。東京の区立図書館や国立国会図書館などに多くの人が集まるように、パリにあるたくさんの図書館では、平日朝から晩まで多くの人が熱心に勉強しています。今日はそんなパリの図書館の中でも、私がよく利用する図書館をいくつか紹介できればと思います! とりわけ、パリで大学生や大学院生をやりたい、と考えている人の参考になれば幸いです。

フランス国立図書館(BnF

フランス国立図書館 Bibliothèque nationale de France (通称 BnF)は、大学で勉強する人や研究者が利用する頻度の高い図書館であるといえるでしょう。フランスで刊行された書物はもちろん、作家の直筆手稿等も保管されているので、非常に専門的なことまで調べることができます。一般用のエリアと研究者用エリアにわかれており、利用のためにはどちらかのカードを作成する必要があります。地下の研究者用エリアの席は完全予約制なので、行ってみたら座れないなんてこともありません。集中して調べたい事がある人向けの図書館です。

リシュリュー館、フランソワ・ミッテラン館、アルセナル館というように、パリの複数の地区にいくつかの館をもち、その総称がフランス国立図書館ということになります。私がよく行くのは、その中のフランソワ・ミッテラン館で、メトロ14番線RER Cが通っている「ビブリオテーク・フランソワ・ミッテラン」駅から歩いていけます。

カードの作り方ですが、初めて利用する際に、受付(accueil)の人に「一般閲覧席を利用したい」や「研究用に使用したい」と伝えると対応してもらえます(カードを作ったらお会計する必要があります)。私は研究者用カードを作りました。カードを作ったら、その場かオンラインで研究者用の席を予約し、後は開架、閉架の資料をひたすら読むだけです。

サント=ジュヌヴィエーヴ図書館

サント=ジュヌヴィエーヴ図書館は、5区のパンテオンの横にある図書館です。こちらの図書館の魅力は、なんと22時まで開館しているということです!! 東京では大学図書館で夜まで勉強することの多かった私としては、22時まで開いている図書館は嬉しい限りです。

館内は朝から晩まで非常に込み入っています。この地区が学生街ということもあり、若い人が多い印象です。

この図書館も、利用カードを作成する必要があります。パリに住んでいる人なら誰でもカードは作れます。カードは二種類あり、一般用のカードか、研究者用のカードがあります。それぞれ、使用期限や優先して館内に入れるかに違いがあります。

BnFと違って無料なのは嬉しいですね!

ソルボンヌ大学国際図書館(BIS

三つ目に紹介したいのは、ソルボンヌ大学国際図書館 Bibliothèque Internationale de la Sorbonne(通称 BIS)です。こちらは日本語のブログ等で紹介されているのを見ることはあまりないですが、本の所蔵数、ソルボンヌという地理的利点、そして貸出可能という観点からかなり便利な図書館だと思います。

お決まりのように、こちらの図書館もカードの登録が必要です。ウェブサイトを確認すると「パリ第一大学、パリ第三大学、パリ第五大学、パリ第七大学、そしてパリ第四大学(パリ・ソルボンヌ)の学部3回生以上」「その他の大学の修士1年以上」「グランゼコールの学生」「教育者や研究者(外国機関の場合は制限付き)」とあるように、基本的には学生や研究者向けの施設のようです。

また、協定大学は無料で登録できますが、そうでない大学に所属している場合は一年間の利用料がかかるようです。

以上のように色々な条件がありますが、学生や研究者としては是非利用したい図書館であることは間違いないでしょう。

詳しくは以下のページで確認できます。

http://www.bibliotheque.sorbonne.fr/biu/spip.php?rubrique20

おまけ 図書館の混み具合を調べるアプリ

今回、私がよく利用するパリの図書館のうち3つを紹介しましたが、他にもまだまだ図書館はあります。今日はどこで何を調べよう、と一日がスタートする日もしばしば。しかし、せっかく図書館についたのに、席が既に埋まっているなんてことは避けたいですよね。

Affluences というアプリを使えば、パリの図書館の混み具合をオンラインでいつでも確認することができます。急に調べ物をしなければならなくなったり、作業をしなければならなくなったとき、最寄りの図書館で空いているのはどこかをサッと知ることができるのは本当に便利です。